編集後記 〜会報委員会〜


 会報委員会をスタートさせてはや10ヶ月。
どうにかこうにか皆様に会報をお届けする事ができました。
今年は、昨年に引き続きCDにて会報をお届けするのと共にダイジェスト版として紙面での情報も充実させました。
 学校を卒業し社会に出て24年、昔の仲間に会える楽しみから参加して、いつしか会報委員に任命、右も左もわからないままやっとここまでやってきました。学生時代はもちろん現在の仕事も記事、原稿など物を書くなどと言うこととは縁遠く、ましてCDなるものがいかにして作られるかなど考えた事もない中からのスタートでしたが何とか形にする事ができました。
 なにぶん素人の発想から作り上げたCDですから陳腐な面もあるかと思います。でも物は考え様。万人に見やすいCDに仕上がったと自負しています。
 
 今年もCDにしなければならなかった理由として、昨年の明紫会の先輩がた同様少しでも会報にかかる費用を削減したかったのと膨大な情報量にあります。毎年250名から増えつづける総明会会員に対しての会報の発行、送付費用の増加。この費用を、諸先輩がたを中心とした善意による寄付広告を主にまかなう事の難しさ。この費用を少しでも削減したかったのが会報をCDにした大きな理由です。そしてもう1つの理由が近年の情報量の増加にあります。昨年同様、今年のCDを見ていただいても解るように文章以外、写真などの情報量の多様化、量の増大など紙ベースでの会報では先の費用との対比を考えてもCD化しなくてはならなかったのが実情です。
 費用と情報量の問題は今後、会報が抱える大きな課題のなっていくだろうというのがこの一年を振り返り、私の感想です。

 総明会において会報の持つ大きな意味は自ら会報作成に携わり強く感じました。向殿会長が言われますように「総明会会員全員に一年間の明治高校の活動を含む、総明会の情報を連絡する」事の意義。会報の重要性を今さら論議するまでもありません。そのためにも、会報をいかに進化させていくか来年の幹事学年にお願いしたいと思います。

 昨今のIT技術の進化はすごいものがあります。今回の会報にしても、デジタルカメラとインターネットがなければできなかったでしょう。急速なIT技術の進歩により来年はもっととすごいことができると思います。今年はパソコンの問題から音声、動画は極力はずしました。著作権の理由から音楽も入れませんでした。
 でも、来年の会報発行時には難なくクリアーしているかもしれません。あるいは今年セキュリティーの問題で挑戦しませんでしたが、CDではなくホームページにて会報を配信しているかもしれません。今後の会報の行き先が非常に楽しみです。

 私たちも会報を作るにあたり、先にも話しましたようにCDの技術を持っていたわけでもなく、まして新聞を作る技術すらなかったのが実情です。
 でもそこは明高生の底力、1つ困った事があると必ず誰かが力を貸してくれるものです。会報委員会の中島氏、井家上氏、水越氏をはじめ中村氏、宮口氏、野口氏などその時折どれだけの力になってくれた事でしょうか。事務局や、寄付広告など他のメンバーの協力がどんなに力になった事か。技術がいかに進歩しようと、やはり最後は人の力です。人の力、仲間の結束力の強さ、仲間のありがたさを久々に感じさせてもらえた一年間でした。

 情報の質を高め、形を変え、変化していく総明会会報に大きく期待しながら、来年の幹事学年の皆様に引き継いでいきたいと思います。



会報委員会委員長
小林 祥悟



編集責任者(50音順)
井家上 哲史
中島 秀太
水越 康仁
記事編集者(50音順)
中村 光晴
野口 素必
林 伸光
二木 健司
前田 稲一郎
宮口 芳久