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3号 昭和29年(1954年) |
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時代ビキニ環礁の東北東80q付近で、操作中の静岡県焼津のマグロ漁船「第五福竜丸」がこの年3月1日、米国の水爆実験に遭遇し、放射線被害を受け帰港。この「死の灰事件」は、全国民に深刻なショックを与え世論を沸騰させた。この中から原水爆禁止運動が発生。 昭和30年8月10日、原爆投下10周年を迎えた広島では第一回原水爆禁止世界大会が開催された。14カ国52人の外国代表も参加し、「広島アピール」が採択された。 以来、原水爆禁止大会は国際的な平和運動の代表的なものとなっている。 |
生徒会校長 大橋 留治先生生徒会長 田村 正彦 この年には、故美空ひばりさんが、弟さんが本校生徒であった関係もあって、本校で独唱会を催した。 また、この年は某N高校の生徒が、ニセ明高生を名乗り、たかりをはたらいていたという事件が数多く発生していた。 クラブでは、剣道部が創立され、日本の伝統武道を今に伝えている。 |
特集目次を見るとかなりまとまりが出てきている。特集は、「私達の問題 推試旋風」というもの。何のことだろうと思った人、推試とは推薦試験の事です。 「大学入学試験制」が実施され、それについて生徒・教員・OB・他校生徒から原稿を集めた記事である。文化部の研究発表は非常に立派にできている。 社会科学レポートも近年とは比べものにならない。 中学一年にしてかなり難しい内容を八ページも書いている。彼らはアタマがいいのだ。 難点といえば編集委員の意見が無い事だが、当時の美意識がそうさせたのであろう。 |