10号 昭和36年(1961年)

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時代

韓国で軍事クーデターが起き、日本でも旧軍人によるクーデター計画(三無事件)が発覚した。

ソ連ではボストーク一号打ち上げで宇宙時代の幕開けを迎えた。

一方、日本では、スキーブームや学生の睡眠薬ブームが起きた。

また、「上を向いて歩こう」や「スーダラ節」が流行した。

日本でも世界でも経済新興・成長ボケやギャップが生じ、大阪釜ケ崎で暴動が起こり、年末には経済成長の行き詰まりで東証株価は自壊作用を起こし大暴落となった。

また、小児マヒの流行で日本中が恐怖にみまわれた。

生徒会

校長 良田 喜久男先生
担当先生 寺瀬 三陸先生
生徒会長 福島 啓充

中学校の新校舎作りが始まり、九月から使用された。

また、部活の費用などの生徒会費が不足となり、一部活動が制限された。

また、この年インフルエンザが猛威をふるい、一週間の休校となり、ダブルショックだった。

このころの過程は九月発行だった。

特集

この号は10号という過程始まって以来の節目でもあり、今年発刊の40号と同じく過程の一号から十号までの特集が中心である。

また、表紙の裏にはなんと、現在の三号館が写真になっているではないか・・・。(時代を感じさせられるなあ)

歴代会長との座談会は、この号の記念特集のようなものである。

諸先輩方のアドバイスには、「学力向上主義のために無気力になっている。」や「大学に推薦してもらいたいから補習に出る。」などという、現在の状況にもあてはまるようなものが見られる。明高の伝統ともいうのだろうか。