13号 昭和39年(1964年)

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時代

10月10日、94ヶ国参加で開かれたアジア初の東京オリンピックでは、日本女子バレーが活躍し、「東洋の魔女」と表された。

1日、東海道新幹線が東京〜大阪で開通した。

社会では、漫画雑誌「ガロ」創刊で安保時代に劇画ブームが起こったり、みゆき族が問題になった。

競馬界ではシンザンが史上2頭目の三冠馬になった。

またアメリカの原子力潜水艦「シードラゴン」佐世保入港では、「帰れ」の連呼と共に大規模なデモが行われた。

生徒会

校長 島田 正郎先生
担当先生 武村 隆二先生
生徒会長 荒木 毅

三号館の改造計画ができ、技術教室などが完成した。

この年はオリンピックがあり随走者として、明高からも5名の生徒が参加した。

高校硬式野球部の七度目の甲子園出場などのことがあった。

またこの年の中学入試の競争倍率は1.3倍であった。

今ほどの受験戦争ではなかったようだ。

特集

特集は「高校座談会」「他校訪問記」「中学座談会」「良田元校長先生を訪ねて」。

他校訪問記では、何故か女子校が多く、さすが私達の先輩、と感嘆させられた。

又、学校内のことに関する記事が多く、当時の生徒の真剣さ、学校問題に真面目に取組む姿勢などといった中々良いスクールカラーが伺えた。

この年の生徒会を見てみると、副会長が故田村晴彦先生であった。

先生のお人柄がそのままスクールカラーに出たのかもしれない。

田村先生は文芸でも「1ヶ月浪人」という優れた小説をお残しになっている。