37号 昭和63年(1988年)

時代

昭和天皇は’87年9月、腸の手術の際の病理検査で十二指腸にガン細胞が発見された。

’88年9月19日に大量吐血なさりそれ以来深刻な御容態が続いたが’89年(S64)1月7日午前6時33分、十二指腸周辺のガンのため崩御された。

89歳8ヶ月の御生涯だった。陛下は歴代天皇最長寿、62年と14日にわたる在位期間も最長であった。

崩御に伴い皇太子明仁親王が第125代の皇位につかれ、年号も”平成”と改められる。

ここに日本史上最も長く最も激しかったと言われる「昭和」は、確実に終わったのである。

生徒会

校長 保坂 吉彦先生
過程顧問 村田 博親先生
生徒会長 小柳 貴祐

便覧編集委員会を設置、会則と分離して便覧編集作業に着手。

「生徒会運営のしおり」発刊。

協議員選挙に立候補制導入、選挙制確立される。

生徒ホールにジュースの自動販売機導入。

会則改正委員会の拡大。

生徒総会を開催。

特集

この号の特集は、「青春マニュアル」俺たちはどう生きるのか、である。

その内容には、対談・校長対談・校内座談会・校内アンケートなどがある。

つまり、やっていることは例年の「過程」と何のかわりもない。

しかしこの特集の目的は、これを読むことにより、自分がどのように生きることが良いのかということを生徒に見つけてもらうということであった。

実はこの当時から「過程」の存在する理由・意義が盛んに討論されていた。

この特集は、言わば過程編集委員会の「苦肉の策」だったのかもしれない。